著者：レイ・ダリオ ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者 出典：X，@RayDalio 翻訳：ショー ゴールデンファイナンス

トランプとパウエルの間の論争は、本質的に通貨価値のコントロールを巡る争いです。前述したように、債務と貸付が過剰な場合、伝統的な解決策は実質金利を引き下げて通貨を減価させることであり、これは債権者にとって不利で、債務者にとって有利です。これがトランプが推進していることであり、パウエルは強く反対しています。
これらの議論は通常のことですが、今回はさらに激しい議論になっています。国家元首は通常、金融市場、商品、サービスに対する支出を促進するために、より多くの刺激策を望むもので、これは国民を喜ばせますが、インフレが深刻になり、彼ら自身が貨幣を引き締めるべきだと考えるまで続きます。一方で、優れた中央銀行の総裁は、過度に緩和的と過度に引き締めの間でバランスを見つけようとし、各種指標を観察して状況の動向を判断し、「逆風に向かって」行動します。したがって、中央